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    トリウム原発



    トリウムを燃料とする溶融塩原子炉(MSR)の開発計画。
    中国やインドが着手しているそうです。

    現在では、ほぼすべての原子炉でウランが利用されていますが、
    放射性元素トリウムは、ウランより安全かつクリーンで、
    埋蔵量豊富だといいます。

    トリウムは溶融塩原子炉(MSR)に適し、核反応が固体の燃料棒ではなく
    液体燃料炉の中で起きる。
    液体であるという理由からメルトダウンが発生する危険性がないそうです。

    溶融塩とは、塩類が高温で液体になったもの。
    MSRでは、トリウムのフッ化物を混合した溶融塩を燃料としてエネルギーを取り出す。
    原理的に重大事故を起こさないとされています。
    また、その副産物は、核兵器を製造するのにも適さないとされています。

    かつては米国で、1960年代から70年代にかけて、トリウムとMSRの大規模な研究が行なわれていたが、
    この取り組みは中止された。
    理由は、ウラン原子炉では副産物として核兵器を製造できるレベルのプルトニウムが
    生成できたからだ、と言われています。

    現在、インド、フランス、ノルウェーなどいくつかの国は、トリウムを利用した
    研究が行われています。現時点で中国の計画は最大規模のようです。

    しかし、トリウムの半減期は140億年と言われ、
    地殻には大量のトリウム232が存在しています。
    トリウムは、崩壊後、ラジウムに変わり、ラドンに変化し、
    生命体に内部被曝をもたらす可能性も残っています。
    さらに半減期が長いので、廃棄方法についても難しい課題が
    残ると思われます。

    放射性物質特有の白血病、新生児の死亡率、胎児性の障害が増加する可能性が
    あると思います。

    トリウムは現在のウランによる発電よりも安全でクリーンというだけで、
    根本的には放射能の問題を払拭することはできません。
    やはり世界のトレンドとして自然エネルギーを利用した発電に力を注いで欲しいものです。


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    [ 2011年04月26日 05:16 ] カテゴリ:工学 | TB(0) | CM(0)
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