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    機能するシステムとは



    ERSS:緊急時対策支援システム
     原発事故が起きた際に炉内の状況を外部に伝え、今後の親展を予測するシステム

    SPEEDI:緊急時迅速放射能影響予測システム
     原子力発電所などから大量の放射性物質が放出されたり、そのおそれがあるという緊急事態に、
     周辺環境における放射性物質の大気中濃度および被ばく線量など環境への影響を、放出源情報、
     気象条件および地形データを基に迅速に予測するシステム

    それぞれ、緊急時に予測するという機能を持ったシステムです。
    SPEEDIが機能しなかったというニュースは大々的に報道されましたので広く
    認知されています。

    震災後はSPEEDIが機能しなかった理由として、計器の故障と報道されていましたが、
    実際はERSSというシステムの故障が原因だったようです。
    計器と予測システムということで、全く異なるものですが。。。
    しかも、ERSSの予測情報をもとにSPEEDIで影響を予測するという連動型のシステム
    だったようです。
    予測情報から影響を予測されても緊急時、特に人命に直結する事態においては
    正しい判断の材料にはなりません。
    ERSSは緊急時に今後の親展を予測するということですので、システムという点に
    おいては、ほとんど機能しないと思われます。

    今回の事故を教訓にして

    ・正確な情報の収集
    ・連動システムの危うさ
    ・予測データを予測システムに渡さない

    ということがいえると思います。

    最近のシステムは大半がOS(WidnosやUnix)に依存し、CP1台で複数のシステムを
    稼働させるケースが多いと思います。
    しかし、OSのバージョンアップやエンドユーザから要求が増え、複雑化する傾向
    にあるのではないでしょうか。

    ネットワークも専用回線からインターネット回線へと移行され、VPNで仮想専用線
    とし、ファイアウォールでセキュリティ対策を行うという、不安定なシステムへ
    の移行が目立ちます。

    バックアップに関しても、記憶装置の容量が増え、容量あたりの単価も下落し、
    なんでもかんでもバックアップを行うケースも目立ちます。

    残念ながら本当に必要な部分よりもコスト削減が優先されている場合が多いのです。
    上記の内容では結果として保守や機器のリプレイス等でコストが格段に
    下がっているとは思えません。

    機能するシステムというのは
    ・単体で簡潔すること
    ・結果(出力)を複数のシステムで共有できること(例:テキストファイルなど)
    ・入力から出力までの流れが単純であること
    ・信頼性が高いこと(余計なことはしない)
    だと思います。

    また、バックアップに関して
    自動的に切り替わる冗長化(ホットスタンバイ)よりも
    入れ替えによる冗長化(コールドスタンバイ)の方が復旧が早いケースが
    多いのが現状だと思います。
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    [ 2011年05月04日 23:09 ] カテゴリ:東日本大震災 | TB(0) | CM(0)
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